メンターズのホームページがリニューアルいたしました。
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【トレンドランナー】介護施設管理職、塾で養成

そろいの法被を着て気合を入れる原さん、三上さん、八児さん(左から) 介護施設プランナーや、人材派遣会社社長、医業経営コンサルタントらが、高齢社会を支える介護施設の管理職養成塾を8月に立ち上げる。(小池俊幸)
プランナー、人材派遣業ら…将来の目標、年に100人現場へ
介護のプロ集団を束ねるマネジメント(経営管理)能力にたけた人材を求める声が年々高まっていることを受け、人材開発に結束して挑戦することにした。将来は年に100人ほどの管理職を現場に送り込みたいと意気込む。
~団塊の活用に期待
養成対象者は、団塊の世代を中心に、次は社会貢献的側面が強い介護の世界で働いてみたいと考えている40代以上。
品質管理、人事管理をはじめ企業で豊富な経験をした人を想定している。他業種で培ったノウハウや経験は、介護現場で生きるという。
特に団塊の世代の人的資源の活用を期待している。経営も分かり、マネジメントのスキルも備えているからだという。
養成塾の合言葉は、「団塊世代などのベテランパワーを介護の世界に」。塾長は、介護の世界で約20年の経験がある介護施設プランナーの三上博至(ひろし)さん。
副塾長には、医療マーケティングに携わりながら、医学部の非常勤講師をしている八児(やちご)正紀さん、顧問には、シニアや団塊世代に特化した人材派遣会社を経営する原宏亮さんが就く。
養成塾は原さんの経営するダンネット(東京都中央区日本橋)に置く。新しい風を介護の世界に起こしたいという願いで、そろいの法被を作り、気合を入れている。人材開発のサポーター役に徹する予定だ。
入塾者は、やる気と適性をみるため、書類審査後に面接し決める。1回6時間の講義を週2回、1か月行い現場で対応できるノウハウを身につけてもらう。
講義は、介護や医療の現場で長年マネジメントをしてきた三上さんと、八児さんが、施設長、事務長が必ずぶつかる問題を想定して現場で的確に判断し行動を起こせる実践的な内容にする。
~経営の講義も
最初に基本的な施設の運営のあり方、チームワークをはぐくむリーダーシップ論を学ぶ。続いて専門的な介護・医療・福祉制度の理解と医療機関などとの連携のあり方を指導する。さらに人事管理、各職種のマネジメントに力を入れて講義する。
塾長の三上さんは、「介護の世界で働く人は、1年以内に3割、3年以内に8割が辞め別の施設で働くことが一般化しており、いかに良質な人材を定着させるかが課題になっている」とポイントを指摘、人材の定着教育のあり方に特に力を入れる予定だ。
また、銀行支店長経験者による経営管理学なども用意する。さらに理学療法士、介護支援専門員らを講師に招き、専門職から介護施設の管理職に期待される職能を育成するカリキュラムを準備するという。
複数の医療機関で事務長を歴任してきた八児さんは、「2000年の介護保険制度のスタートで介護の世界は様々な業種からの参入が続いているが、多岐にわたる専門職をコーディネートする管理職などの採用、養成は手探りの状態が続いている。ベテランのビジネスパーソンの豊富な実務経験を生かし、少子高齢化時代の中高年活用に一つの道を開きたい」と力を込める。
全日程の講義を終えた塾生には、修了証を発行し人材登録し、要請があった施設に紹介していくという。養成塾顧問に就く原さんは、「団塊世代を中心に、多様なスキルを持った人材を介護の世界に送ることは、これから真剣に考えなければいけないこと。健康でやる気のある人に付加価値をプラスして大いに活躍して欲しい」と話している。
(2006年6月8日 読売新聞)
http://job.yomiuri.co.jp/news/special/ne_sp_06060801.cfm